LPの登録率が悪いとき、全体を作り直したくなりますが、まず上から1画面分だけ直したほうが速いです。
スクロールされずに閉じられているなら、その下に何を書いても読まれていません。下を直しても数字は動かない。
ファーストビューに何を置くかの話を書きます。
スクロールされる前に伝わる必要があるもの
伝えるべきことは3つだけです。
これは誰向けか。何がもらえるか。受け取ると何が変わるか。
このうち抜けやすいのが1つ目。「無料で受け取れる」「今だけ公開」みたいな条件は書いてあるのに、誰向けかが書いていない。訪問者は自分に関係があるかどうかを判断できないので、そのまま戻ります。
広告から来た人は、自分が何をクリックしたかを覚えていません。広告の訴求とLPの一行目が繋がっていないと、来た瞬間に「違うページに来た」と判断されます。
「何がもらえるか」より「何が変わるか」
多いのがこれ。
「動画7本」「PDF50ページ」「チェックリスト付き」。物量が書いてあるパターンです。
もらえる物の説明は必要ですが、それだけでは受け取る理由になりません。読む側が知りたいのは、受け取った後に自分がどうなるかです。
「動画7本」ではなく「7本見終わる頃には、自分で広告を回せるようになっている」。
変化を書くと具体的になるぶん、対象が絞られます。絞られるのは悪いことじゃない。全員に登録してほしいわけじゃないので。
数字を出せるなら出したほうがいい。「3日で」「1本目を見た日から」のように時間を入れると、想像しやすくなります。
画像で語るか、文字で語るか
ファーストビューのデザインは大きく2パターンあります。
大きな画像やモックアップを置いて視覚的に伝えるか、文字中心で見出しを大きく見せるか。
どちらが良いかはジャンルによります。
見た目で価値が伝わるもの。デザイン、料理、インテリア、ダイエットのビフォーアフター。こういうものは画像が強い。
見た目で伝わらないもの。マーケティング、投資、語学、コーチング。これらは文字のほうが機能します。抽象的な価値を写真で表現しようとすると、どこかで見たストックフォトになって、かえって胡散臭くなる。
無形サービス系は文字寄せにしたほうが数字が良いことが多い、というのが自分の感覚です。ただしジャンルとリストの温度によるので、絶対ではありません。両方作ってテストするのが確実。
フォームを上に置くか、下に置くか
これはよく聞かれます。
リストが温まっている場合、つまりSNSで既に関係ができている人に向けたLPなら、フォームは上でいい。説明を読まなくても登録するので、探させないほうが親切です。
広告から来た冷たいトラフィックなら、フォームは下。もしくは上下両方。上に置くのは構いませんが、上だけだと説明を読む前に判断されるので、読み終わった位置にもう1つ置いておきます。
ボタンの文言も地味に効きます。「送信する」より「無料で受け取る」のほうが、押した後に何が起きるかが分かる。押すことへの不安が減ります。
スマホの実寸で確認する
見落としがちですが、これが一番影響します。
PCで作って「ファーストビューに全部入った」と思っても、スマホで見ると見出しの途中で切れていることがあります。アクセスの大半はスマホなので、確認すべきはスマホのほう。
実機で開いて、指を動かさずに見える範囲に何が入っているかを見る。ブラウザのアドレスバーが上に出るぶん、想定より狭いです。
見出しだけ入っていてボタンが見えていないなら、要素を減らすか文字量を削る。ファーストビューに欲張って詰め込むと、結局どれも読まれません。
まとめ
誰向けか、何がもらえるか、何が変わるか。この3つを、スマホの1画面に収める。
画像で語るか文字で語るかはジャンル次第。フォームの位置はトラフィックの温度次第。
LP全体を直す前に、まず上1画面。ここを2〜3パターン作ってテストするのが、投下時間あたりのリターンが一番大きいと思ってます。全部作り直すのは、それでも動かなかったときで間に合います。